- 農業視察研修
令和元年9月24日(火)、農業委員会・町田市農協・町田市議会の都市農政議員懇談会による農業視察が行われました。
➀貸借円滑化法対象農地
町田市で初めて、都市農地の賃借の円滑化に関する法律(2018年9月1日施行)に基づき、賃借が成立した農地です。
所有者は、自らの高齢化に伴い、営農を継続する困難さを感じながらも、何とか農地を残したいという思いから、長い間この制度を待ち望んでいました。
この度、所有する相続税納税猶予制度適用の生産緑地のうち、約6000㎡の賃貸契約を近隣の認定農業者の方と結ぶことができました。
➁生産緑地の農家開設型市民農園 (木曽西3丁目)
これまでも、特定のうち貸付法に基づき、生産緑地で市民農園を開設することはできましたが、市民農園の開設者は自ら耕作していないと判断され、相続納税猶予制度の適用を受けることができませんでした。
しかし、2018年9月1日に都市農地の賃借の円滑化に関する法律が施行され、生産緑地の市民農園でも、相続税猶予制度の適用が受けられるようになったため、生産緑地所有者が開設した市民農園です。
市民農園は、利用者が借りた区画の中で、自分の好きな種目や品種を自由に栽培することができます。
また、この農園は、自治体や農協、所有者である農家、民間の法人など所有者以外でも開設することができます。当確市民農園は、所有者である農家が開設したもので、面積734㎡、1区画約20㎡で29区画あります。
③木曽体験ホームズグリーン (木曽西5丁目)
体験農園は、種まきから収穫までの一連の農作業を、プロの農家の指導付きで体験できます。市民農園のように、自分の好きな種目や品種を自由に栽培することはできませんが、開設者である農家が、たねや苗の用意、道具の貸し出し、アドバイスなどもしてくれるので、初めての方でも農作業しやすい環境が整っています。
こちらの農園は、2005年3月に町田市で最初に開設された体験農園です。
面積は3,812㎡、1区画30㎡で、60区画あります。
見学後には町田市農協に場所を移し、「都市農業について」と題し、東京都農業会議の役割について、東京都農業会議の青山会長より講演をいただきました。